夫の不倫に気づいた私。嫉妬と猜疑心が関係修復の最大の壁でした
2017/01/04
神奈川県横浜市のカヲルさん(37歳会社員)の夫婦関係修復の体験談です。
幸せそのものの家庭で満足の日々
その当時、私は25歳、商社に務める夫は27歳でした。
夫とは、日常会話も多くスキンシップもあり、恋人時代と変わらない感じで生活をしていました。
私たちはとても仲が良いと私は思っていたし、夫は言葉でも行動でも愛情表現をしてくれていました。
生活時間帯のすれ違いもなく、私は何の不安もなく安心しきっている状態でした。
家で携帯電話に出た夫の様子がおかしい
ある夜、夫の携帯電話が鳴り、夫が電話に出ました。
その時に電話の向こうからかすかに女性の声が聞こえ、夫の様子がなんとなく不自然に感じました。
いつもなら、夫は電話を切った後に「〇〇からで〇〇だった」と、電話の相手と用件を私に話してくれますが、このときの夫は誰からどんな電話だったかなど一切私に言わなので、私はこの時に夫の浮気を疑いました。
不安で頭の中がぐるんぐるんしてきた…
夫はいつから浮気をしていたのだろうか、相手の女性は一体どこの誰なんだろうか、そもそも本当に夫は浮気をしているのだろうか、と考えました。
夫に対する不信感を抱きながら、でも私の勘違いかもしれないと思い込もうと努力しました。
それでもどんどんつらくなっていき、相手の女性に対する嫉妬が強まり、腹立たしい気持ちが膨らんでいきました。
私は日に日にとても苦しくなっていき、夫の洗濯物を畳むことさえも嫌になってきたので、夫が『浮気をしていない証拠』が欲しいと思いました。
不審な連絡先に電話をしてみると…
私は、夫が入浴している隙に、夫の携帯電話を調べました。
何も証拠が出なければ、私自身が楽になれると思ったからです。
携帯電話に女性からのメールなど直接的な痕跡はありませんでしたが、電話帳の中には名前ではなく記号で登録されている電話番号が1件ありました。
私はそれが浮気相手の電話番号だと直感し、夫の携帯電話からその番号に電話をかけました。
相手は女性で、電話に出るなり夫の名前を呼びかけ「もぅ逢いたいよー」と猫なで声を出すので、私は黙って電話を切りました。
そして、お風呂から上がった夫に、携帯電話を見たことと相手の女性に電話したことを話し「離婚したい」と言いましたが、夫は離婚を拒否しました。
自分自身の猜疑心が関係修復の最大の敵
元々私たち夫婦は関係が破綻していたわけではなかったのに、夫が一方的に夫婦関係に亀裂を入れました。
ですから、離婚をしないのであれば、夫婦関係の修復をするのは夫の義務だと思いました。
逆に、私は何も悪いことをしていないのだから、何も直す必要がなく修復のしようもありません。
具体的には、私自身がメイクやファッションを変えて夫の気を引こうとしたり、料理を今まで以上に頑張ったりなどしていません。
でも、私がただ唯一苦労した事は、以前のように夫を信用するということです。
自分を裏切った人を信用するということがとても難しかったし、実際に時間もかかりました。
浮気が発覚する以前なら気にならなかったであろう、夫のささいな言動さえも疑ってみてしまうのです。
でも夫は、失った信用を取り戻すために、今まで以上に私に対するコミュニケーションが積極的になり、言葉よりも行動で示すように心がけてくれました。
私は夫が確実に浮気をやめてくれたことを確信したので、それで夫婦関係は修復しました。
再出発した私たち夫婦
夫の浮気が発覚する前の、不安のない楽しい生活に戻りました。
そして以前よりもデートの機会が増えたので、より仲良くなったような気がします。
あれから夫は浮気をしていないと思います。
少なくとも、私は何も気づいていないし疑っていません。