平凡な家庭に忍び寄る女の影。私が家庭を取り戻すまで。
2016/09/11
神奈川県横浜市にお住まいのりりこさん(42歳・パート)が夫婦関係を修復した体験です。
平凡でも仲良く幸せだった家族
営業をしている夫(38歳)と上の子(8歳・長女)と下の子(6歳・長男)の4人家族ででした。
私たちはごくごく平凡な家庭だと思っていました。
夫は転勤族でしたが、単身赴任にはせずに家族みんなでついていき、少しでも子供たちの今後のために役立てようと私もパートに出て、毎日を忙しく過ごしていました。
それでも家族のイベント事は家族で一緒にしていましたし、本当に平凡に仲が良く、平凡に幸せな生活を送っていたと思います。
会社の同僚女性から
好意をもたれはじめた夫
夫の言葉で気がかりなことがありました。
会社の同僚の女の子からタイプだとか、かっこいいとほめられたとか、どや顔でかなり嬉しそうに話していたことがあったのです。
私は最初あまり本気にせずに聞き流していましたが、夫のどや顔が「男」を感じさせる、とっても嫌な雰囲気で、女の勘が働きました。
家庭の将来を考えて不安な日々。
いったい私はどうしたいんだろう?
最初は不安や怒りの感情だけで、狂ったように毎日を過ごしていましたが、この事態を解決するために、自分がどうしたいのかしっかり考えました。
離婚したいのか?
子供たちのことを考えたらどっちが良いのか?
子供たちの事や、経済的なことを考えて、離婚を踏みとどまったとしたら、本当に残りの人生を夫と共に過ごしていけるのか。心から許したり水に流したりできるのか?
乙武さん夫妻ではありませんが、自分が夫を不倫に走らせる要因はなかったのか?
子供中心で、夫を「おとうさん」という位置づけにして、男としてほぼ意識していなかった自分。
私は本当に夫を愛しているのか?
これからも愛せるといえるのだろうか?
とにかくいろいろなことを考えました。
そしてそのすべてに結論が出たわけでもありません。
浮気の証拠を固める
夫の言動に怪しさを感じ、出張、休日の外出、携帯の管理等、
不自然な事を見つけた時や夫のウソを発見した時が重なったので、確実な証拠をとるために探偵に調査を依頼しました。
夫をタイプだと言った、夫の同僚の例の女性が浮気相手だろうと、おおよその勘がありましたが、実際にどんな人か見てみたいと思っていました。
調査結果を見て、夫が楽しい恋愛の真っ最中であり、すっかり「男」の顔になっていること。浮気相手の女性も楽しそうで、結婚前、付き合っていた頃の私と夫の姿が思い出されました。
この結果を二人に突きつける前には、子供と夫との関係が良好なものであるよう努めました。
子供には夫が仕事から帰ってきたらねぎらい、感謝し、夫に懐くようにいつも心を配りました。
夫も子供を可愛がり、子供を愛おしむ様子を確認できたところで、探偵の調査結果を突き付けました。
そして子供を手放す覚悟があるか、慰謝料と二人の子供が20歳までの養育費を払う覚悟はあるのかと問いました。
中学の同窓会に参加してみて
夫の気持ちがわかった。
夫は、子供たちの事は本当に可愛がっていましたので、離婚と親権の放棄、慰謝料や養育費等の話を切り出した時、すぐに土下座で許しを請い、不倫相手と手を切ってくれました。
しかも、運よくそのタイミングで再び転勤になったので、その場所から遠く離れた土地に移転することになり、これで縁は切れたと思います。
でも私たち夫婦の仲は、この一件からさらに一層ぎくしゃくしたものとなりました。
私は裏切られた感や、自分が女として魅力がないという自信喪失、夫には愛されてない感がぬぐえなくて苦しかったし、夫を恨む気持ちも消えませんでした。
そんな時、ゴールデンウィークで実家に帰省した時、中学の同窓会で、懐かしい友人たちに会い、当時クラスメートだった男子(再会時はいい大人ですが)に会った時、色々話して意気投合してお互い燃えちゃって、一線は超えませんでしたが、危うくあと一歩という雰囲気になりました。
その時、あぁ。夫もこういう気持ちだったんだなと、少し夫の気持ちを理解することができたのです。
そしてその日の私の雰囲気、異性との接点を伺わせる様子に、夫が本当に心配して嫉妬してくれたのです。これが私たち夫婦の雪解けになりました。
夫婦間にも適度な緊張感が必要
今は子供たちもあれからまた一回り二回り大きくなりましたが、変わらずお父さんをリスペクトするように、お父さんが家族の中で一番大切な存在だということを伝えています。
子供と夫との仲は年齢に応じた変化もありますがとても良好で、夫は家族を大切にしてくれています。
そして、私は見た目、メイク、洋服等々も気を付けて、時々ちょっと職場の同僚や、友人の友人など異性の方との接点を持つようにしています。
夫はその度に心配し、嫉妬し、私はちょっと愛されている感を味わいます。
愛してもらえてる、女性として見られていると感じると、私も夫をいとおしく思って、フレッシュな気持ちを取り戻せるようになりました。