子育てに追われる私。家に居場所がなくなっていった夫は浮気に…

      2016/12/22

札幌市北区のひろさん(38歳専業主婦)の夫婦関係修復の投稿です。

 

子供に手一杯で家に夫の居場所がなくなっていました

当時は、サラリーマンの旦那31歳、私31歳、娘5歳、息子3歳の4人家族。子供たちも一番手がかかる時でしたし、騒がしく、常に「ママ、ママ」と呼んでいたので、私は子供の事で生活も頭の中もいっぱいいっぱいだったと思います。

旦那は仕事が忙しく、帰宅すると定位置に座り、そのまま動かない人だったので、あまり存在感はありませんでした。

 

全てを諦めたような旦那の態度

あまり家族のことに目を向けていないように感じられたので、苛立ちをぶつけたことがあったんです。

それまでの旦那なら、怒りをぶつければ、もっと真剣に向き合ってくれるはずと思ったのですが、その時は、「そっか。もういいよ」と諦めを感じるような態度が感じられ、おかしいと思ってしまったんです。

その時の女の勘によるものだったのかもしれません。そして、携帯をチェックしてしまいました。

 

悲しさではなく悔しさと怒り。復讐したい!

もし浮気されたなら、もっと、悲しいとか寂しいとか、ダメージを受けるような感覚になると漠然と思っていたのですが、実際に浮気されると、悔しいとか怒りとか、そういう苛立ちの感情の方が大きかったのを覚えています。

私のところに戻ってきて、と言う感情よりも、同じだけ苦しめてやりたいという、復讐心が芽生えてしまいました。

私が、毎日子どもの世話に追われて必死で過ごしている間、旦那は若い女と楽しんでいたんだなと思うと、苛立ちをぶつけたくて、いてもたってもいられなかったんです。

 

旦那を責め続けた後にやってきたのは後悔

すぐに携帯を持って、旦那のところに行き、「これどういうこと?」と問いただしてしまいました。もっとしっかりと考えてから行動するべきだったと、今は思うのですが、その時は後先考える余裕なんてなかったんです。

苛立ちを思いきりぶつけると、その後生まれたのは「後悔」と言う感情でした。

私の苛立ちに対して、旦那は何も言わず、小さなため息を返してきただけだったからです。そのため息に全てが含まれているような感じがしました。

あ~私は、いつもこんな剣幕で、旦那をしかりつけ、苛立ちをぶつけ、目くじら立てて、当たっていたんだ、とふと思ったんです。

最近、旦那の前でいつ笑っただろう?旦那にいつ触れただろう?

気付けばぼさぼさの頭で、すっぴんで、動きやすいジャージ素材の服を着て、こんな私を愛してくれるはずないと思ってしまったんです。

 

頭と心が噛み合わない…

旦那は、ただ、ポツリと「1回だけだ。ごめん。許せないなら、別れてもいい」と言いました。もっと、別れないための努力をしたり、ウソをついたりしてくれないことに、やっと、悲しいという感情が芽生えたんです。

そして、出会ったころの恋心も思いだしました。結婚したとき、新婚の時、妊娠したとき、一緒に笑いあっていた時を思いだして、この浮気は旦那だけじゃなく、私自身もいけなかったから生まれたことなんだと思いました。

でも、頭で考えることと、心で感じることをうまくまとめることが出来なかったんです。辛かったです。

私がいけないんだ、イライラばっかりで、怒りをぶつけて、子どもにかかりっきりで、旦那を少しも見てこなかったと反省してる半面、私の知らないところで、その女にどんな顔を見せたんだろう?と言う嫉妬心が生まれ、その感情、気持ちをうまく整理できず、苦しかったです。

でも、相手を変えるためには、自分が変わらなければならないと思い、まずは怒りを鎮め、旦那の為に何が出来るだろう?と考えて行動してみる様にしました。

 

相手のために何ができるんだろう?

相手のために何ができるだろう?と考えて行動してみると、それまで見えていなかった、相手が自分の為にしてくれていたことが見えてくるようになりました。

そのやさしさに少しも気づかず、苛立つばかりの私に嫌気がさし、ふとした出来心で浮気をしてしまったのでしょう。

そこを私が理解したときに、許すことができました。その後、やはりギクシャクはしてしまったし、ふとした喧嘩の際に、浮気話を持ちこんでより喧嘩が激しくなってしまうことも有りましたが、その後、浮気の気配はまるでなかったし、もう7年も経つので、今では過去の笑い話として片づけることが出来ています。

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