不倫を責めず、むしろ尽くすことが一番の夫の浮気防止

      2016/12/21

札幌市中央区のまいこさん(38歳専業主婦)の夫婦関係修復の投稿です。

 

仕事が忙しくても休日は子供と3人で幸せに過ごしていた夫

自動車修理工の旦那(42歳)・私(38歳)・子供(13歳・女)の3人で特に険悪な様子もなく慎ましい生活を送っていましたが、家族仲は良好と言えました。

娘は中学で吹奏楽部に所属していたので、部活で使うクラリネットを夫にねだっていました。夫は仕事の関係で疲れている様子でしたが、休日になると家族サービスをしてくれていました。

 

家に遅く帰る日が続いておかしいと感じました

妙に仕事の帰りが遅くなることが増えたのがきっかけです。

旦那の自動車整備の会社はだいたい19時で業務が終わるので、遅くても20時には帰宅していたのですが、その頃は22時を過ぎても帰ってこないことが殆どでした。本人は「仕事帰りに立ち寄るお客の対応に追われている」と言っていましたが、明らかに様子がおかしかったのです。

 

結婚14年目に突然訪れた夫が不倫しているという事実

旦那の変化に気付いてから、私はそれとなく探りを入れて、私の目の届かない所であの人がなにをしているのか調べました。携帯電話のメールの履歴や月々のお小遣いの減り具合や、旦那の帰宅が遅くなった日に急用を装って会社に電話したりです。

すぐに真相は明らかになりました。旦那の勤める会社に車検に訪れた若い女と密かに親しくなって、浮気していたのです。

それを知った時、私は足元から崩れ落ちるような感覚でした。結婚して14年が経ち、恋愛をしていた頃のような情熱的な愛情は確かに薄れていましたけれど、それ以上の夫婦ならではの絆があると私は信じていたからです。

でも冷静に頭を働かせると、不安と怒りが次々と押し寄せてきました。自分にはこの家庭を守っていかなければならないという使命感があって、よく知りもしない若い小娘に、この家庭を壊されそうになっているかと思うと怒りがこみ上げてきます。

 

様子をみていたらどんどん良くない方向に!浮気相手の女を呼び出しました

情けないことに「経過を見守ること」くらいしかできませんでした。もっと具体的な行動に移るのが怖かったのです。たとえば旦那にもう二度と浮気相手とは会わないで、と言ったとしたら、私と浮気相手との二択を迫るということですよね。

その時に向こうを選ばれたら、という恐怖心が付きまとって、経過を見守るくらいしかできなかったのです。そのうち旦那が浮気を悔い改め、またいつもの平穏が戻ってきてくれることを期待していました。

でもそんな他力本願な願いは通じず、それどころか益々浮気相手との関係がエスカレートしていくの肌で感じた私は、遂に行動に出ました。

浮気相手と直接会うことに決めたのです。正直、怒りをぶちまけたい気持ちでいっぱいでしたが、言い争いではなく、うちには子供もいるからこの生活を壊さないでほしいと切にお願いする形で話しました。女性ならこの気持ちも分かってくれるだろうと思ったからです。

 

実は何も責めないことが夫への一番のクスリ

旦那は私と浮気相手が会ったことを知っていました。でもそれについて一切触れず、まるで他人事のように振る舞うのです。その態度が私を一層苦しめ、怒りのどん底に突き落とすのです。

結果的に旦那と浮気相手との関係は切れました。でもそこで終わりではなく私はここから旦那と関係を修復し、またもとの平穏な家庭を取り戻さなければならないのです。

一番苦労した点は、旦那からの謝罪を期待しないこと。そして娘の前では何事もなかったように普通に振る舞わなければならないこと、です。

私は私と同じように旦那の浮気に悩んだ方の体験談で「夫に謝罪させても、また同じことを繰り返すだけ」というのを聞いていました。謝罪はその一件の終焉を意味するが、根本的な解決にはならない。むしろ謝罪を求めずにその後も「良妻」であり続ける方が、旦那にはプレッシャーになって再発防止の良い薬になる。そう聞いていたのです。

私はこの教えに従って敢えて謝罪は求めず、良妻でいようと心に誓いました。そうすると向こうの方からこっちに歩み寄って来たのです。旦那はこの時初めて、自分はなんて残酷で罪深いことをしたのだろうと自覚してくれたように思います。

 

娘のためにも関係修復してよかった

 旦那は、罪滅ぼしのつもりなのか、結婚記念日や私の誕生日をちゃんと覚えて、毎回サプライズを用意してくれるようになりました。こういうのを怪我の功名と言うんですかね。

 娘は父親の浮気をおそらく知っていたと思います。はっきり言葉にしたことはないですが、あの期間中の家の殺伐とした雰囲気は察していましたから、たぶん気付いていたと思います。

 だからこそ、そのゴタゴタが解決したことも知っていて、今では前以上に部活に精を出すようになりました。本当にあの子には嫌な思いをさせてしまって申し訳なく思います。

 家族は元通りの平穏を取り戻しました。これからはまた幸せな家庭を築けるように頑張りたいです。

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