母子家庭で生活保護を受けるという決断

まとめ:証拠が見つからなければ調査費用は無料完全成果報酬型の探偵事務所を選びましょう

RAY

数年前に当時の旦那の浮気を発見、現在は離婚して幸せな日々を送っているRAYです。

旦那の不倫で離婚して実家にも頼ることが出来ず生活保護を申請するケースもあります。

今回は母子家庭で生活保護を受ける時の受給額・受給条件について解説していきます。

 

 

母子家庭の生活保護受給額はどのくらい?

母子家庭の生活保護の受給額は?

受給額は個々の状況によって変わってきます。

住んでいる地域、他に受給している手当、元旦那からの養育費、親戚からのサポートの可能性、などを総合的に考慮して最終的に支給の有無・額が決定されるのですが、支給額の相場というのものは存在しますので、こちらについて御紹介したいと思います。

 

厚生労働省のホームページで、母子世帯(30歳、4歳、2歳)という条件で1例として記載されている生活保護の支給額がこちらです。

都心部のケース:190,410円/月

地方のケース:156,820円/月

出典:厚生労働省の報告資料「生活保護制度の概要等について」平成25年10月4日

 

母子加算という考え方にもとづいているため、子供の数が増えると最低生活費が上がります(≒支給額上限が上がると考えて下さい)ことになります。

更に「3歳未満の子供」「介護すべき人」がいる場合も、最低生活費が高く設定されます。

※上の厚生労働省の例では「2歳のお子さん」の分だけ最低生活費が高く設定されています。

 

また、こちらでご紹介した生活保護費には家賃は含まれていませんが、家賃は「住宅扶助」という別の形で実費支給されます。

 

住宅扶助費の相場は?

住宅扶助費の相場は?

同じ厚生労働省の報告資料によると、同じ条件の母子世帯(30歳、4歳、2歳)というケースでの上限額は、

都心部のケース:69,800円/月

地方のケース:34,100円/月

と記載されています。

当然ながら分不相応の好条件の賃貸を借りた場合には、受託扶助費だけでなく生活保護費も支給対象外になりますので、あくまでも「上限額」だと考えて下さいね。

 

母子家庭で生活保護を受けるための条件は?

母子家庭で生活保護を受ける ための条件は?

母子家庭であっても生活保護を受けるためには次の4つの条件を満たす必要があります。

  • 世帯の収入額合計最低生活費を下回っていること

注:世帯の収入額合計とは、パートの収入年金の受給額養育費の額など、同居世帯全員の収入の合計額のことです。

注:最低生活費は、お住まいの地域・家族の人数と年齢によって変わりますので各市町村区に確認する必要があります。

 

  • 資産を所有していないこと

注:資産とは、貯金マンションなどを指します

 

  • 働いて稼ぐ能力がないこと

 

  • 親や兄弟の援助を受けられないこと

 

この4つの条件を満たせば、母子家庭として生活保護を受給することができます。

 

以前はかなりザルで抜け穴がいっぱいあったようですが、(知り合いの受給者に聞いたところ)役所のチェックが年々厳しくなって来ていて「そろそろ受給対象から外されそうでヤバイ」という話をしていました。

不正受給は犯罪ですが、このサイトを訪問されている方の場合には「生活保護が本当に必要な方々」の可能性が高いと思いますので、使える制度はちゃんと使いましょうね。

そして(後述しますが)生活保護からは数年で抜け出しましょう

 

注意すべきポイント

注意すべきポイント

東京23区内や大型地方都市のケースでは(条件によっては)最大で、

生活保護費+住宅扶助 = 260,210円

が支給されることになります。生活保護が受理された場合には、健康保険料・国民年金も免除されますので、同額を働いて稼ぐことを考えると、とても手厚い制度になっています。

ただし手厚い制度だからこそ注意したいポイントがありますので、そちらについて御紹介させて頂きます。

 

将来的に減額されていく可能性がとても高い

ニュース・新聞でも一部の不正受給者が叩かれ続けていることもあり、受給条件は毎年どんどん厳しくなってきています。(特にどちらとも言えないグレーゾーンの判断が厳しくなっていると言われています)

日本の財政が大赤字(赤字国債で無理やり維持している状態がずっと続いていますよね)なため、母子家庭であっても生活保護の支給条件は今後どんどん厳しくなり、支給額も減っていくことは確実です。

 

良くも悪くも手厚い(ぬるま湯)制度なので抜け出せなくなる

良くも悪くも手厚い(ぬるま湯)制度なので抜け出せなくなる

生活保護の一番の問題点として指摘されているのが、生活保護受給者のほうが働いている人達(ワーキングプア)よりも恵まれているという逆転現象です。

 

「本当に生活保護を受けないと生きていけない」という状態の正規受給者の裏に、「本当は働けるけど生活保護受けた方が楽だから働かない」という不正受給者がいることがこの問題の根底にありますが、両者を見分けることはとても難しいこともありなかなかメスを入れられていません。

 

そしてメスが入らないということが実は受給している側にも悪い影響を与えて社会問題にまでなっていると言われています。

それは一度生活保護を受けると抜けられなくなるという現実です。

悪いことだと分かっていても、誰だって「好きでもない仕事を一生懸命頑張って」ギリギリの生活を送るよりも、「制度を利用して、楽して」ほどほどの生活を送ったほうが得だと考えてしまいがちなのです。

 

でも、本当の一番の問題は、いつ制度が変わるかも分からない状態なのに「ぬるま湯にい続けること」なのです。

制度が変わって「明日からは全員働かないと生きていけない」という状況になったときに、働き先がない/働く意欲がわかないという状況になってしまうのはとても怖いことだと思いませんか?

 

本当にどうしようもない場合には、子どもと一緒に野垂れ死にするくらいなら絶対に生活保護を受けたほうがいいに決まっています。

でも、ぬるま湯にどっぷり浸かって抜け出れなくならないように、あくまでも一時的に利用するようにして下さいね。

その方があなた自身のためです。

 

世の中の風当たりが想像以上に強い

 世の中の風当たりが想像以上に強い

(どこから情報が漏れているのか?という点も気になりますが)特に学校でのお子さんへの風当たりが強く、いじめにまで発展しているケースもあると言われています。

特にワーキングプアと呼ばれている低所得の家庭は、生活保護を受けている家庭を目の敵にしている傾向があり、そのような家庭で交わされる会話を浴びてしまった他所のお子さんが学校で生活保護の家庭の子供をいじめてしまうという構造のようです。

この問題の是非には色々な意見があると思いますのでここでは触れませんが、

母子家庭で生活保護を受け続けると、子供にもよくない影響がある

ということは頭の片隅に入れておいて下さいね。

 

生活保護を受けている間に恋人ができたらどうなる?

生活保護を受けているときに恋人ができたら

結論から言うと「恋人をつくってはいけない」というルールはどこにもありません。

そのため恋人をつくること自体には何の問題もないのですが、あなたが恋人と一緒にいるのを見かけた近所の人から「恋人の食事代にも生活保護費が使われているんじゃないか?」と、あらぬ疑いをかけられてしまうこともあります。

 

生活保護費はあなたと子供たちの必要最低限の生活に限定して支給されているものなので、そもそも恋人のために使うなんていうことは絶対にあってはいけないことなのですが、

ここで問題なのは、本当はそうでなかったとしても(恋人のために1円も使っていなかったとしても)世間の目がそこまで厳しいという現実です。

そのため多くの生活保護受給者が周りの目があるところ恋人と会うことを避ける傾向にあるようです。

 

人生を再出発するために、素敵な人と出会うことは恥ずかしいことでもなんでもありません!

そうはいっても、生活保護を受給することに対してマイナスのイメージを持っている人達が世の中にはたくさんいます。

世の中にはそういう人達が多くいるという事実を忘れずに、つまらない疑いをかけられないように気をつけて下さいね。

本質的には、できるだけ早く生活保護を抜けることが一番の解決方法です。

 

子供も、孫も、何世代も貧困生活から抜けられなくなる

子供も、孫も何世代も 貧困生活から抜けられなくなる

将来的に支給条件がどんどん厳しくなり、

本当に必要であっても生活保護が受給できなくなる

可能性があるということをお伝えしました。

 

一番の理由は、少子化高齢化で、国自体に貧困対策をする余裕(財源)がなくなっていくためです。

一刻も早く生活保護から抜け出ないと後で取り返しがつかないことになる可能性が高くなってきているのですが、「生活保護から抜けだすのが難しい」という問題は、実は子供だけでなく孫の世代まで受け継がれてしまいます。

これは貧困連鎖と呼ばれる現象です。

 

貧困連鎖とは…

  • 教育費用を十分にかけられなかった子供は低学歴で低収入の仕事につく可能性が高い

という条件による部分と、

  • 親が楽して人生を送っている姿を間近で見てしまっているために、低収入の仕事につくのがバカらしくなり生活保護を受給する方を選んでしまう

というメンタルによる部分があると言われていますが、どちらの貧困連鎖の理由を見ても貧困連鎖の責任は子供以上に親にあることは明らかです。

生活保護で生活していた親に育てられた子供が自分で稼ぐという道を選ぶ方が、働いていた親に育てられた子供が生活保護を受けずに自分で稼ぐことよりも、ずっとツラい選択だからです。

 

負の連鎖は必ず断ち切らなければいけません。

たとえ子供に十分な教育を提供できなかったとしても「家族のために一生懸命働いてお金を稼いでいる姿」を子供に見せるだけで負の連鎖を止めることができるのです。

 

仕事が見つかるまでの最初の3ヶ月くらいの間だけ生活保護を受給することは間違っているとは思いません。

でも、生活保護制度が破綻していく将来からお子さんと(将来の)お孫さんを救い出すために、負の遺産を子供に残さないで下さい。絶対に生活保護から抜けだして下さいね。

 

RAY

色々な観点から母子家庭で生活保護を受けるという選択肢を見てきましたが、結論は

  • 短期的には是非利用してほしい(受給条件を満たすのであれば)
  • 3年以上の長期に渡って受給を続けるのはリスクが高すぎるのでやめた方がいい

ということです。

旦那さんの浮気が原因なのであれば、浮気の証拠をしっかりとおさえて、もらえるものは全てもらってから新しい人生をスタートすることで、そもそも生活保護の泥沼にハマることから避けることができます。

 

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2016.04.10