この記事の目次
「パートナーの様子がどうもおかしい」
と感じて、色々と不自然なポイントを確認してみたら…やっぱり浮気してる可能性が高い!
そんな方に向けて自分でできる浮気調査の方法をご紹介していきます。
誤解がないように先にお伝えしておくと、離婚して慰謝料をしっかり請求するためには絶対にどこかのタイミングでプロの探偵に確実な証拠を押さえてもらう必要があります。
ところが事前に情報を揃えていないと(どの曜日が怪しいのか、浮気中はどんな行動パターンをしそうなのか、職場からの尾行だけでいいのか/朝から夜中まで尾行する必要があるのか、などが分かっていなければ)、24時間監視を何日も続けてもらわなければならなくなり、
「もらった慰謝料より探偵社の調査料金の方が高かった!」
という衝撃の結果にもなりかねません。
そこで今回は、探偵社の調査範囲(調査時間・尾行範囲)を狭くして浮気調査費用を大幅に削減するために自分で出来る浮気調査方法をご紹介します。
「離婚まではするつもりがない」という方にとっても、ここに記載したセルフ調査をするだけでも、パートナーに浮気を辞めてもらうように説得するための材料を揃えることが出来る可能性もありますので是非参考になさって下さい。
自分でもできる!本格的な浮気調査を徹底解説
1. 浮気調査ノートを作成する
一番最初に用意したいのは浮気調査で気付いたことは全てここに書いてあるというものです。(100均のノートで全然大丈夫です!)
普段の生活を送る中でついつい忘れてしまうのを予防することも出来ますし、浮気の兆候だけをまとめたノートであれば、例えば「2週間前の木曜日に気付いたこと」と「今日の朝に気付いたこと」を結びつけて考えやすくなるからです。
普段から日記を付けられている方は今までどおりに日記に書く方法もありです。
またスマホのメモ帳やスケジュール帳を利用すれば気付いた時にどこでもメモがとれるので便利です。
ただしPCやクラウドと連携する設定になっているとパートナーに読まれてしまう可能性もありますので注意して下さい。
2. 帰宅時の様子をチェック
浮気しているパートナーの帰宅時の行動には多くのことが現れます。
(不自然にならないように)さり気なく以下のポイントをチェックしてみてください。
匂い
男性のパートナーであれば、浮気相手の女性の香水の匂いが最も強く残っているのが帰宅時です。愛人と一緒に過ごしてきたパートナーは匂いにまで気づいていないものです。
一方で女性のパートーナーの場合には、浮気の匂いを消すために、帰宅前に「普段から使っている」香水をつけます。いつも通りの匂いだから大丈夫!だと考えての行動ですが、帰宅前に香水をつけるなんて不自然すぎますよね。
匂いに気付いた場合には「決してパートナーを追求せずに」浮気調査ノートに記録を残しましょう。記録をつけることで「匂いがした日の前後の行動が他の日とは違う」ことに気付くことができます。
すぐにお風呂に入る/一旦部屋に行く
いままではリビングで一度テレビを見ながら飲み物を飲んでいたりしたのに最近は行動が変わったというような場合には要注意です。
特に夏場や梅雨時など帰宅後すぐにシャワーを浴びるような場合、バッグを一度部屋に置いてからお風呂に向かうのか、そのままリビングに置いたままシャワーに向かうのか、によって浮気の可能性が大きく変わります。
カバン・スマホ・財布の置き場所
帰宅後のカバンの置き場所だけでなく、スマホや財布の置き場にも浮気している人特有の癖がでます。
知り合った頃から同じ置き場なのであれば問題はないと思いますが、ある時から置き場所が変わったような場合にはチェックポイントです。
洗濯物を出すタイミング
特に男性の場合、浮気をしていない時期には洋服は脱ぎっぱなしで無頓着な人であっても、浮気して来た日には必ず脱ぎっぱなしにはせずにきちんと洗濯カゴにしまう傾向にあります。
浮気相手の匂いに悟られないように早く洗って欲しいという心理が働くからのようですが、この行動が出た日は必ず浮気調査ノートにメモを残しましょう。
3. クレジットカードの利用履歴
あなたが普段から明細をいちいち確認しない人であればあるほど、パートナーが「どうせ明細まで見ないだろう」と気を抜いて浮気デートの支払いにクレジットカードを使う可能性が高くなります。
相手が油断している間にクレジットカード明細を(気付かれないように)チェックして、例えその時は怪しいと思うものがなかったとしても全てスマホで撮影しておきましょう。
クレジットカードの明細は、パートナーが「こちらが警戒している」ことに気付いてしまったら今後一切見れなくなる情報です。そうなってしまう前に写真に残しておけば、後になって「あの日のカード明細を調べたい!」と思った時に簡単に調べることができます。
そしてクレジットカード明細に怪しい支出を見つけた場合には、明細書に書かれた店名をネットで検索して業種・場所・価格帯を確認しましょう。
店名が見当たらない場合には、(ご夫婦であれば)クレジットカード会社に問い合わせすれば店名のヒントを教えてもらえることもあります。
ただし「カードはパートナー名義だけど実際は自分が利用している」という建付が必要になりますので、うまいこと対応して下さいね。
4. 定期的に財布の中身を確認
こちらもあなたが普段無頓着な性格であればあるほど、パートナーは油断して色々な証拠を残しています。
毎日チェックしようとするとパートナーに気付かれてしまいますので、パートナーがお風呂に入っているタイミングなどを見計らって2,3回に1回くらい中身をチェックしてみましょう。
チェックした方がいいポイントは2つです。
1つがレシート。こちらも1つ1つレシートを読んでいると時間がかかりすぎて危険ですので(その間にパートナーがお風呂から出てきたらアウトです)、スマホの無音アプリで次々に写真に収めましょう。中身を確認するのはパートナーがいない時で大丈夫です。
もう1つが現金の残高です。事前に聞いていた飲み会の前後で大きく金額が変わるのは自然ですが、残業していただけなはずなのに1万円減っていたような時には「浮気をしてきた」可能性が高いですよね。
大体の金額だけ確認したら(写真を撮る必要はありません)金額だけ後で浮気調査ノートに記載しましょう。
そして財布の中身をチェックする際に一番気をつけて頂きたいのが… パートナーが不意に戻ってきた場合の「言い訳」です。
口が立つ方であれば その場でうまい言い訳が出来ると思いますが、即興の演技に自信がない方であれば事前にバレた場合の言い訳(「◯◯がなくて困っていた。勝手に開けて悪いとは思ったけど、バッグの中にあるんじゃないかと思って探させてもらった」というようなもの)を用意してから行動しましょう。
5. スマホ・PCのロック解除
スマホもPCも情報の宝庫です。浮気の証拠以外にもとにかく秘密の情報が詰まっています。
パスワードが設定されているケースの方が多いと思いますが、一緒に暮らしていれば(どんなに注意深いパートナーであっても)絶対にパスワードは盗み見ることが出来ます。ただし警戒心の強いパートナーの場合には1ヶ月くらいかかることもあります。
女性限定のやり方ですが「どうしても見たいページがあるけど開けない」「アプリを落としたいのにうまくいかない」などの理由をこじつけて男性パートナーのスマホを使わせてもらうことで、ロック解除方法を盗み見る方法が一般的なようです。
指紋認証型のスマホの場合には、パートナーが寝ている間に指に当てれば簡単に解除できますので、このパターンの場合にはほとんど苦労することはありません。
またスマホでもPCでも、起動中のアプリの一覧には細心の注意を払って下さい。
起動した覚えたないアプリが立ち上がっていたり起動の順番がおかしいことにパートナーが気付いてしまったら、すぐにパスワードを変更されてしまいます。(そして、あなたにパスワードを盗まれないように更に警戒するはずです)
6. 宿泊出張のカバンの中身
パートナーが宿泊つきの出張に行く時は要注意です。宿泊出張は浮気旅行の典型的な言い訳です。
一番確実な方法は「宿泊出張に向かうバッグの中身を覗くこと」です。
そしてチェックすべきは下着です。持っている下着の中で一番綺麗なものが入っている場合には、その出張は浮気旅行の可能性が高いです。
その場で出張に行かさないようにすることは出来ませんので、宿泊出張の時にはカバンの中身を確認するようにして
「どのくらいの頻度で浮気旅行をしているのか?」
「本当の宿泊出張と浮気旅行で何か違いはないか?」
という観点で気になったことを浮気調査ノートに記載しましょう。
7. 車のチェック
パートナーが日常的に車を利用している場合には、車の中にも浮気の証拠が詰まっています。
車の中でチェックすべきポイントは、助手席の座席位置・落ちている髪の毛・車の走行距離・カーナビの履歴の4つです。
証拠を見つけた場合には必ずスマホで撮影してノートにも書きましょう。
走行距離・ナビ履歴に怪しいところがあった場合には「どの日が怪しかったのか」をノートを見ながら思い起こすことで、その日の行動でおかしかった部分に初めて気付くこともあります。
8. GPSでパートナーの位置を確認
こちらはパートナーにバレてしまうと、GPSで確認しているという行為自体が「異常行動」とも取られかねないので、実行する場合には細心の注意とバレた時の覚悟が必要です。(バレない自信がない場合には、やらない方がいいと思います)
GPSの使い方は大きく2種類あります。
1つはパートナーのスマホにアプリを仕込む方法です。
機種によって違いますが、GPSで追跡できるスパイアプリをパートナーのスマホにインストールして、自分のスマホから検索できるように設定すれば完了です。
もう1つはパートナーが車を日常的に利用している場合には、後部座席のシートの間や車の底側に(ガムテープでがっしり固定した)防水のキッズケータイを仕込むのが一般的です。
電池の持ち時間を考えると、前日の夜にセットして帰宅翌日の早朝に回収しましょう。
9. 不意打ち職場電話
ある程度調査を進めてみて怪しい予定が先にわかった場合、緊急の連絡という建て付けで職場に連絡して本人がオフィスにいるか確認するという方法もあります。
「残業で遅くなると聞いていたのに職場は定時で帰宅している/休暇を取得している」
「宿泊出張だと聞いていたのに休暇を取得していた」
といったことが分かる可能性があります。
ただしこの方法を取る際には気をつけていただきたいことが2つあります。
1つめは、「緊急の連絡がありパートナーの携帯に何度も電話をしたけど繋がらない」という理由がない限り、職場に電話をすること自体が非常識という点です。
職場でも「あいつの家庭はどうなってんだ?」という話になりパートナーに迷惑がかかる上に、結果としてパートナーからの信頼を失うことにもなり兼ねません。特にパートナーが浮気をしていなかった時のことを考えるとリスクが大きすぎる可能性があります。
そのためこの方法が使えるのは1回だけだと思って下さい。(1度やって尻尾を掴めなかったら2度目はないということです)
もう1つは、パートナーの職場のメンバーがパートナーのことを守る可能性もあることです。
パートナーが本当は休暇を取得していてても、同僚が気を使って「あれ?今日は姿をみてないですが打ち合わせかもしれませんね。戻ったら連絡するように伝えますよ」と無難な返事をして、パートナーに電話をして「あなたのパートナーからこんな電話あったけど大丈夫?打ち合わせかもって返事しておいたから、自分で連絡してうまいことやっときなよ」というナイスフォローをされてしまう可能性もあるということです。
こうするとあなたには真実を知りようがないですよね。 そのため、不意打ち職場電話をする場合には必ず入念に以下の設定をしましょう。
a) どうしても連絡しなければいけなそうな緊急な状況をつくる
大雨なのに傘を持たないで出かけたので駅まで迎えに行きたい、など。
b) 実際に何度かパートナーの携帯にかけて繋がらなかったという実績をつくる
着信履歴を残しておくことが大事です ⇒ 連絡取れてしまった時には職場には電話しないようにしましょう。
c) 電話を受けた職場の人が真実を伝えやすいストーリーにする
大雨なので迎えに行きたい。 もう職場出てますよね?急がなきゃ!など。
d) 職場の人に好印象をもってもらう
あなたからの連絡の印象が悪いと、パートナーが職場で責められ、そのストレスがそのままあなたに降りかかります。
そうならないように、パートナーが職場から「あなたのパートナー素敵な人だね」と言ってもらえるような対応を心がけましょう。
電話に出ていただいた方の話をパートナーから聞いたことがあれば「こんな話を聞いてます。いつもお世話になっていてありがとうございます」というようなやりとりが自然です。
いづれにせよ何度も使える方法ではありませんので(1度しただけでパートナーからの不信感が高まりますので)絶対にあやしい時の1回だけに絞って、絶妙なストーリー設定で連絡してみて下さい。
10. 退社後に職場から尾行
職場に電話するよりもよっぽどやりやすいのが職場からの尾行です。
特にパートナーが退社時間が分かりやすい職場で働いている場合には比較的容易に実行できます。
パートナーの職場の立地にもよりますが、職場の前に待機しやすいカフェがあったり、あなたの顔が職場でバレていないような場合には、待ち伏せは比較的簡単にできます。(顔がバレていると「あんたのパートナーが職場の前の喫茶店であなたのこと見張ってるよ!こわっ!」とパートナーに報告され兼ねません…)
顔がバレている場合には、職場の人がいかないような場所で張り込むか、友人に張り込んでもらう(自分は近くで待機する)ようにしましょう。
また万が一、タイミングよく(ある意味「悪く」でもありますが)パートナーの浮気現場に遭遇できてしまった場合でも、
「バレないようにパートナーと相手の写真を撮る」
「どんなルートでどこに行ったかを確認する」
までに留めましょう。
頭に血が上ってそのまま乗り込んでしまうと、相手が言い逃れした場合には同じ場所・タイミングで二度と浮気をしなくなるだけ(せっかくつかんだ情報が全て無駄になる)という結果になってしまいます。
自分を抑えられる自信がない場合には、友達に同行してもらった方がいいかもしれません (^_^;)
浮気のセルフ調査の目的は?
最初にも記載しましたが、自分自身で浮気調査をすること(セルフ調査)の一番の目的は浮気が疑わしい曜日や時間帯、行動場所を絞り込むことです。
浮気の可能性が高い状況(曜日・出張前後・イベント前後など)と浮気場所(エリア)を絞り込むことで、プロの探偵に証拠を集めてもらう際の費用を大幅に削減することができるからです。
なぜここを何度も繰り返しお伝えしているかというと… セルフ調査で証拠を抑えた場合にはつい抑えきれずに、パートナーに詰め寄ってしまう人が多いのです。(実際私も元旦那に証拠叩きつけて目の前で説明させたい衝動に駆られました)
でも、セルフ調査で集めた証拠では言い逃れされてしまう可能性が高いのです。
そのため、手持ちの証拠だけで「パートナーに浮気を認めさせ、謝罪させ、慰謝料や誓約書を書かせられる自信がある!」という方でなければ、セルフ調査の結果だけでパートナーと話し合いをしない方がいいです。
逆に警戒されて証拠を隠されるリスクが高くなります。
手持ちの証拠だけでなぜ勝負してはいけないの?
「それでも探偵を雇うなんて、怪しいし高そうだから嫌だ」という方もいると思います。
私も弁護士さんに相談する前までは探偵を雇うという考えは全くありませんでした。正直なところ胡散臭いとさえ思ってました。
それでもセルフ調査で手に入れた浮気の証拠でパートナーと勝負するのは危ないのです。その理由を解説したいと思います。
セルフ調査の結果でパートナーとまともな話し合いが出来るかどうかは、9割は「パートナーの性格」と「今まで築き上げてきたパートナーとの信頼関係」にかかっています。
言い換えると「ここまでバレてしまったのならば、今この場で全て認めて正直に謝罪した方がいい」とパートナーが思うかどうかにかかっています。
別の言い方をすると、その場はトボケられて、対応策を考える時間/証拠を隠滅する時間を確保しようとされないか(←これが最悪の展開です)ということです
そして残りの1割は「その場の雰囲気」です。つまり日常のお互いのわだかまりがきっちりと取れていて、「お前だってこないだのやつは酷かったじゃないか!」というような意地の張り合いにならない状況をつくれているかということです。
逆に考えると、この9割+1割のポイントに自信があるのであれば、探偵事務所に依頼して証拠集めをするのは時間もお金も無駄です。探偵事務所に頼ることなく、出来る限り完璧な設定(パートナーが白状しやすい状況)にしてパートナーに浮気を認めさせて下さい。
その自信がないのであれば、プロの力を借りたほうが賢明です。
次は何をすればいいの?
浮気してそうな日時・タイミングも分かった。
大体どのあたりの場所で愛人とデートしてるのかも分かった。
次回はいよいよ第3回(最終回)「で?次は何をすればいいの?」という点について解説します。
浮気調査を探偵社に依頼すべき本当の理由についても、御興味があれば是非目を通してみてくださいね。
数年前に当時の旦那の浮気を発見、現在は離婚して幸せな日々を送っているRAYです。
前回はパートナーの浮気の兆候の見抜き方をご紹介しましたが、
今回は自分でできる本格的な浮気調査の方法を解説します!