この記事の目次
第1回と第3回でお伝えしたことを実践するだけで、パートナーが浮気をするタイミング・場所について、あなたはかなり把握している状態になっています。
そこで次はいよいよプロの探偵を使って決定的な証拠を取りにいくステップになります。
ここまでのツラい孤独な作業は全てこのためにありました。
あと少しの辛抱です。どうか最後までがんばってくださいね。
裁判で浮気と認定される「決定的な証拠」とは?
こちらの記事でも解説しましたが、残念ながらあなたが自分で浮気調査して手に入れた証拠は裁判では証拠として認定されない可能性の方が高くなります。
でも安心して下さい!
ここまでのプロセスでパートナーの浮気のタイミング(場所・時間)はある程度絞り込めている状態になっていますので、プロの探偵を雇っても少ない費用で決定的な証拠をおさえることができます。
結局どこがいいの?良心的な探偵社を見つける方法
私は探偵事務所を探すのにとてつもない苦労をしました。
理由は「どの探偵社が信頼できるのか?」「値段は妥当なのか?」が全くわからなかったからです。
そこで今回は、当時の自分を振返ってみて「どうすれば、本当に信頼できて良心的な探偵事務所が見つけられるのか?」を解説していきたいと思います。
信頼できる探偵事務所を見つける3つの方法とは?
自分にあった探偵事務所を見つけるには以下の33の方法があります。
1) 複数の探偵事務所に自分で問い合わせて比較する
私はこのやり方で一番自分にあう探偵事務所を探しました。
デメリットは時間と労力がかかることですが 笑、メリットはネットの情報に惑わされることなく本当にいい探偵事務所を見つけることができることです。
大体どこの探偵事務所でも問い合わせフォームが用意されているので、大まかな自分の状況(どこまで調査しているのか?どうしたいのか?など)、連絡先、連絡を希望する日時を入力すれば、指定した時間にプロの相談員から連絡をもらうことが出来ます。
24時間365日電話相談対応をうたっているところもありますが、電話を受ける人はプロの相談員ではなく、結局別の日に再度連絡が必要になる(2度手間になる)パターンもありますので、実は時間指定をして電話をしてもらう形の方が話がスムーズに進む点に注意してください。
2) ネットの口コミを活用して良心的な探偵事務所を見つける
ネットにも様々な探偵社のレビュー記事がありますので、そちらを参考にして一番ピンときた探偵事務所に連絡をする方法もあります。
ただ、この方法を取る場合には明らかに特定の探偵社を紹介するために作られたサイトも数多くありますので騙されないように気をつけて下さいね。
3) 知り合いから紹介してもらう
一番信頼できるのがこの方法です!「直接の知り合いが実際に利用した探偵事務所」であれば間違いがありません。
もし知り合いに探偵事務所を利用した人がいたら、(その人に利用した探偵事務所の良かった点・悪かった点を聞いた上で)同じ事務所を利用するようにしましょう。
リベンジャーズのオススメ探偵社はここ!
直接の知り合いから紹介された探偵社が一番信頼できるはずですが、もし見つからなかった場合の参考になれば… と思い、私のオススメ探偵社も御紹介しておきますね。
ここに記載したのは、全て私が自分で訪問して確認した探偵社ですので間違いはないと思います。
短期間・低予算で決定的な証拠をつかむ!
ここまでの流れに沿って進めて頂ければ、怪しい日程・場所についても目星がついていて、どの探偵社が一番頼りになりそうか分かっている状態のはずです。
次に必要になるのは「実際に浮気調査をして決定的な証拠を手に入れる」ことです。
既に、浮気をしそうな日・浮気をしそうな場所については目星をつけていても、探偵が尾行をしているその日に浮気をしてくれなければ決定的な証拠を得ることはできません。
次回の浮気予想日を絞りこむ
相談された探偵事務所からも同じことを言われるはずですが、裁判で使える決定的な証拠を得るためには3回分の浮気の証拠が必要だと言われています。
そこで出来るだけ多くの怪しい日(候補日)を見つける必要があります。
ただし、どんなにしっかり目星をつけていても、その日に浮気行動をとらない可能性もありえますので目安として5日間くらいまで候補日を絞り込みましょう。
堂々と浮気できる状況をわざと意図的に作り出す
パートナーも(その浮気相手も)あなたにバレることをとっても警戒しています。
そのため「この日だったら絶対にバレそうにない」という日を選んで浮気をしているのです( 書いててムカムカします (●`ε´●))。
そこで彼らの逆手をとって「堂々と浮気をしやすい状況」を作ってあげた方が、いい証拠が手に入りやすいのです。
具体的には「同窓会があるので帰りが遅くなる」「実家で用事があるのでこの日は実家に泊まってくる」というような形です。
浮気をしやすい日を早めに伝えておくことでその日に浮気をする可能性がぐっと高くなりますよね。
高いお金をかけて探偵を雇っているのです。調査を依頼している日に確実な証拠が取れるように、しっかりとお膳立てをしてあげましょう!
調査前も調査中もとにかく普段通りに振る舞う
恐らく一番苦労するのがここだと思います。
特に調査中は私は平静を装うのにとても苦労しました。(運良くパートナーにはバレなかったですが、内心は心臓バクバクでした (^_^;))
とにかく、普段やっていないことはやらない(饒舌になってしまう人はしゃべりすぎないように)、避け過ぎない(ちゃんと普段通りに会話をして下さい)という点に気をつけて日常を演じきりましょう。
子供たちは絶対に不安にさせない
最後にどうしてもお伝えしたいことがあります。
それは(もしお子さんがいらっしゃれば)絶対にお子さんを不安にさせないように気を配って頂きたいということです。
私自身には子供がいなかったのでこの心配はなかったのですが、お子さんは両親の微妙な空気感にとっても敏感です。
探偵をつかって浮気調査をした結果、もしかしたら「浮気なんてそもそもしていなかった!」という可能性だってありえるのです。
お子さんに不安が伝わらないように、パートナー以上に普段通り接してあげて下さいね。(探偵社との連絡もお子さんに聞こえないようにしてあげた方がいいと思います)
決定的な証拠は入手した。さて次はどうする?
怪しい日程にあたりをつけて5日間分調査をすれば、多くの場合、絶対に言い逃れが出来ない確実な証拠を入手することができるはずです。
一方で、ここまで証拠が揃うと、きっと理不尽な現実に叫びたくなると思います。
「やっぱり浮気してたのか!何で私がこんな目にあうの!許せない!!」と。
でも、歯を食いしばって耐えて下さい。
相手に復讐するためにも、とにかく気持ちを切り替えなくちゃダメなんです。
結局は、あなたが「どうしたいか?」が全て
「慰謝料がっぽり貰って離婚したい」という人もいれば、「しっかり謝罪させて家庭を修復したい」という人もいます。どちらの方がいい/悪いということはありません。
「あなたはどうしたいのか?どういう未来を望んでいるのか?」で決断すればいいのです。それがあなたにとっての正解なのですから。
世間体とか親の意見に従って行動してしまうと、最後の最後でどうしても納得がいかなくてちゃぶ台をひっくり返す結果になり兼ねません。どうか自分の気持ちに正直になって下さいね。
自分では決められない!どうすればいい??
最終的には自分で決断することができましたが、私自身、腹が決まるまではどうすればいいのか/自分はどうしたいのかが毎日変わりつづけて悩み続けていました。
そんな時に私に寄り添ってアドバイスをくれたのが、親友・妹・探偵社のスタッフ、そして探偵社に行く前から法律相談に伺っていた弁護士でした。
お陰で、わたしに親しい立場や、他の事例にも詳しい調査・法律の専門家の立場から、色々な観点のアドバイスを頂くことが出来ました。
自分が納得できるまで何度でも話を聞いて/聞いてもらって、自分の心が本当に求めていることを見つけ出して下さいね。
決戦の日に向けて準備すること
復縁する場合でも、離婚する場合でも、相手に公正証書にサインさせる形をとることが理想です。
ところがパートナーと法律の専門家がいない状態で話をしてしまうと(両家の両親に間に入ってもらったりしても)いままでの積もり積もったお互いの不安のぶつかり合いになってしまい、結果として
話がいくらでも脱線して何も決まらない。話も全く先に進まない
という状況になってしまう可能性が高くなります。
そのため、冷静に話し合うために、パートナーとあなたがこれからも良好な関係を維持するためにも、必ず弁護士を同席させることをオススメします。
弁護士はドロドロの話し合いの場でも、あなたの代わりに理路整然と交渉を進めてくれます。
決戦の日で本当に頼りになるのは弁護士だけ と言い切れるほど重要な存在です。
そして弁護士を同席する際に注意すべきポイントは2つです。
1) 事前に弁護士を探しださなくてはいけない
何よりもまず、決戦の日までにあなたに寄り添って全面的に支えてくれる弁護士を用意しておかなければいけません。
私は順番が逆(探偵事務所に調査してもらう前から、先に弁護士に相談していた)でしたが、一般的には、探偵事務所で調査をしてもらった後に、探偵事務所から腕のいい弁護士を紹介してもらうケースが大半です。
紹介された弁護士との相性が良かった場合(信頼できると感じた場合)には、その方にお願いするのがいいです。
探偵事務所との連携もよいので、あなたが間に入ることなく、直接弁護士と探偵事務所の間でパートナーの浮気証拠のリストアップから裁判資料や公正証書の作成までスムーズに対応してもらうことができます。
逆に、もし探偵事務所で紹介してもらった弁護士との相性が悪かった場合には、別の弁護士を紹介してもらえないか探偵事務所に相談してみましょう。
それでもダメだった場合には、お住まいの地域の無料法律相談などを活用して相性のよい弁護士を見つけましょう。(テレビに出ているような高名な弁護士でない限り、地域ごとに料金が決まっていますので、どの弁護士に依頼しても弁護費用は変わりません)
2) 決戦の日を迎える前に弁護士と入念にシナリオを練る
詳しくは依頼した弁護士さんに直接相談して頂きたいと思いますが、パートナーとの決戦の日を迎える前に「あなたが一番望んでいる解決方法」と「最悪ここまでなら譲ってもいい」というラインの2つは弁護士とすり合わせが必要になります。
過去に数多くの事例を見てきている弁護士の目から見て「それは現実離れしているので無理だと思う」「そんなに弱気にならなくていい。もっと攻めましょう」といったプロのアドバイスをもらいながら、自分が納得できるまで何度でも話し合いを続けましょう。
なぜ事前に徹底的に話し合いをする必要があるかというと、 決戦の場であなたと弁護士で意見のすり合わせをしている姿をみて、パートナー(もし同席するのであれば、相手側の両親・あなたの両親も)に付け入られる隙を与えてしまうからです。
どこまで細かく事前にすり合わせをするかは依頼した弁護士のスタイルにも依りますので、直接相談しながら進めていきましょうね。
いざ決戦の日!ここで注意すべきポイントは?
先に、決戦の日の直前の動きについてご説明します。
浮気に気づいていることは一切伏せた上で、パートナーに警戒されないような「それらしい言い訳」を用意して実家に避難しましょう。
「母が怪我をしたので、2,3日だけ母の具合と父の面倒をみに実家に帰る」というような言い訳を使うのが定番のようです(私も使いました 笑)。
何かのきっかけでパートナーと両親が連絡をとってしまうことも考えられますので、実家の両親には事前にしっかりと釘を刺して(話をあわせるようにお願いして)おいて下さいね。
こうしてパートナーと暮らす自宅から離れた状況にしてから「弁護士から、呼び出し日時・場所をパートナーに通知してもらう」のが得策です。
弁護士からの突然の連絡にびっくりしたパートナーからは、必ずあなた宛、もしくは、あなたの実家宛に連絡が来ますので、弁護士から「あなたと(お子さんたちと)実家への連絡は一切禁止」と通知してもらうのがいいと思います。
ポイントは弁護士が同席していない場所では絶対に話をしないことです。
個別連絡の際にうかつにした発言は、(せっかく弁護士さんがうまく交渉してくれるのにも関わらず)それを台無しにしかねないくらいに後々まで足を引っ張ります。
絶対に電話に出ない/メッセージにも返信しないというルールを徹底して下さい。
呼び出しの日時・場所については、詳しくは弁護士さんと相談して決めることになりますが、私のケースでは、呼び出し先は弁護士さんの弁護士事務所でした。
呼び出し日時は平日の日中だったのでパートナーは相当ゴネたそうですが「何で呼びだされたか胸に手を当てて考えて下さい。あなたに断る権利はないですよね?」と弁護士が押し込んでくれたそうです 笑
また私の場合にはパートナーの浮気相手の素性もわかっていましたので、浮気相手も同じ場所に呼び出しました。(こちらも弁護士が全て手配してくれました)
パートナーの両親、浮気相手の両親も呼び出したほうが話がうまくまとまるケースもあるようですが、私の場合はパートナーも浮気相手もしっかりした人(不倫してるのでしっかりはしてないのですが 笑)だと分かっていたので、それぞれの両親は呼ばずに2人だけを呼び出すことにしました。
このあたりのさじ加減は交渉のプロの弁護士さんの方が詳しいので、相談しながら決めていきましょう。
決戦の日の交渉でこちらが持っている最強のカードはパートナーと浮気相手の社会的信用を破壊する証拠を持っていることです。
そのため、多くのケースでは「会社に連絡するという選択を伝える」だけで、こちらの要求を飲むことが多いようです。
この辺も弁護士さんはよく分かっていますので、基本的に決戦の日当日の交渉は全て弁護士任せで大丈夫です。 そして決戦の日で意外にツラいのが
決戦の日は、あなたは一言も発言してはいけません!
という点です。
私は、パートーナーと浮気相手が生ぬるい(舐めきった)発言をする度に、頭に血がのぼって「ふざけんな!そんな言い訳が通用すると思ってんのか!!」と殴りかかりたい衝動にかられましたが、事前に弁護士さんに釘をさされていたので、ぐっと我慢しました (^_^;)
決戦の日にあなたがとった言動は、その後の交渉・裁判で必ず追求されます。
こちらの要求に対して満額返答をもらうためにも、どうか私のように頭に血がのぼってしまわないように ぐっと堪えて下さいね。
決戦の日の後は?いったいどんな流れになる?
ここは正直ケースバイケースです。
ただ弁護士さんから聞いた話によると 弁護士に呼び出されたパートナー・浮気相手の大体8割くらいは「要求された慰謝料・財産分与の条件に同意して、全額をしっかり払う」ことが多い そうです。
そうでないケースになった場合には、(こういう時こそ弁護士さんの腕の見せどころですので)弁護士さんのアドバイスに従って行動して下さいね。
さて、浮気調査の3ステップは今回が最終回ですがいかがでしたか?
私と同じ境遇で苦しんでいる人達のお役に少しでもなっていれば嬉しいです。
本当に苦しい状況ですが、どうか自分の幸せを再優先して乗り越えて下さいね。
心から応援しています!
数年前に当時の旦那の浮気を発見、現在は離婚して幸せな日々を送っているRAYです。
いままで2回にわたってお届けしてきた浮気調査の3ステップもいよいよ今回が最終回!
今回は決定的な証拠を手に入れて決着をつける方法を解説します。