パートナーの浮気が確定。あなたがとれる選択肢を網羅しました

慰謝料の額は不倫の証拠レベルで決まります

「私の勘違いならいいのに…」

と願ってきたけど、パートナーの浮気が確定してしまった。

 

心の整理をするのはとてもつらい作業ですが、結局のところ、私たちが取れる選択肢は限られています。

つまりどうやっても取りようがない選択肢について悩むのは時間の無駄なのです。

「分かっているはずなのに、気づくと堂々巡りを続けてしまう…」

そんな方にお伝えしたいことをまとめました。

 

RAY

申し遅れました。数年前に当時の旦那の浮気を発見、現在は離婚して幸せな日々を送っているRAYです。

今回はパートナーの浮気が確定した場合にあなたにはどんな選択肢があるのか?を整理していきます。

 

 

 

離婚しないという選択

離婚しない

最初のポイントは「離婚する」か「離婚しない」かです。

先に「離婚しない」場合について、どんな選択肢があるのかを見ていきましょう。

 

夫婦関係を完全修復する(復縁)

もし「離婚をしない」という選択をするのであれば、一番健全なのは「復縁」することです。

 

一度浮気をされてしまった以上「また浮気されるんじゃないか?」という不安は一生消えることはないと思いますが、それでも(この後に解説しますが)家庭内別居や完全別居は遅かれ早かれ離婚に向かう可能性が高いことを考えると、

「いままで以上に強い絆で結ばれた家庭を今度こそ作る!」

という決意を、あなたとパートナーが出来るのであれば、絶対にこの道がベストです。

お子さんがいらっしゃる場合には、子供への精神的な負の影響がもっとも少ないのもこの道です。

 

ただし、復縁を目指すのであれば1つだけ注意していただきたいことがあります。

それは、一度浮気をしたパートナーの8割は必ずまた浮気をするという事実です。(※探偵事務所でデータを見せてもらいました)

 

そのため特に復縁をする場合には必ずやっておいて頂きたいことがあります。

「次に浮気をすることがあれば◯◯◯◯という条件で離婚することに同意する」

という内容を公正証書にしてパートナーにサインをさせることです。(弁護士立ち会いでサインさせるのが一番効果的です)

 

公正証書にサインをさせることの本当の目的は「次回に浮気をされたときに◯◯◯◯という条件で離婚できるようにするため」ではなく(その効果ももちろんありますが)、「そんな条件では割にあわないから浮気はやめておこう」とパートナーに思い込ませることです。

 

復縁を目指す場合には、ここまで釘を刺してからパートナーと一緒に信頼関係を築き直していただきたいと思います。

 

籍は入れたままちょっと距離をおく

家庭内別居とまではいかないけれど以前のような完全に信頼した関係は築けない。

寝室は一緒だけど性交渉はしない。

というタイプの関係です。

 

お子さんがいる場合には特にこのパターンを選択する人が多いようです。

 

そして この選択をした場合には、だいたい半年から1年ほどで、「復縁に向けて頑張ってみようと思う」か「離婚する決断をする」かに分かれるようです。

 

「いますぐ離婚するのは嫌」

「でも別居(家庭内別居も含めて)はちょっと違う気がする」

と思った場合には、このタイプの関係をしばらく続けてみる方法もオススメです。

  

籍は入れたまま「家庭内別居」する

離婚しないと決めた場合に、一番多くの人が選ぶのが「家庭内別居」だそうです。

私は離婚という選択をしましたが、もし籍を入れたままにするのであれば(金銭的にも)きっと家庭内別居を選んだと思います。

 

実際には、

  • 完全に別居すると生活費が倍になってしまうので現実的ではない。
  • でも、相手のために朝ごはんを用意したり、帰る時間を気にしたりするのは絶対に嫌。
  • いますぐ1人で生きていくのは無理なので、仕事を探して自立してから離婚を切り出したい。

というような理由で、家庭内別居を決断する人が多いそうですが、この選択をする場合のポイントは

家庭内別居になった夫婦の大半は遅かれ早かれ離婚する

という現実です。

 

もし「御自身の生活基盤を立ち上げるまでの時間稼ぎ」としてこの選択をされるのでしたら大賛成ですが、復縁か離婚かを悩んでいるのであれば、私は「家庭内別居」ではなく「完全別居」をオススメします。

 

籍は入れたまま「完全別居」する

(自分のためでも、子供のためでも)「離婚しない」という選択をするのであれば、私の一番のオススメは完全別居です。(ただし、生活費が2倍になるというデメリットはあります)

 

理由は、完全に別居することで、自分にとって/子供たちのとってのパートナーの位置づけが、とっても明確になるからです。

 

1ヶ月くらい(長くても半年くらい)で自分の中で結論が出ると思いますので、もし金銭的にゆとりがある場合/実家に滞在することを両親が認めてくれる場合には、一度完全に別居することで、自分が一番納得できる選択をすることができるはずです。

旦那の浮気が原因で、実家に戻って完全別居をした私の友人の多くは、
(色々なところで妥協をしつつも)結局復縁してそれなりの幸せを手に入れています。

 

浮気した旦那たちも奥さん(と子供たち)が家を去って初めて「妻がどのくらい見えないところで苦労していたのか」をやっと痛感できるようです。

なんで男はこんなに馬鹿なんだろう?という気も正直しますが、結果的に絆が深くなり 幸せな家庭になるということ自体は素晴らしいことだと私は思います。

復縁のための完全別居オススメですよ!

 

離婚するという選択

 離婚する

一方で、離婚するという選択も十分にありえます。そういう私も離婚という選択をしました。

離婚を決めた場合には「慰謝料」「親権」をどうするのか?を決断しなければいけません。

 

慰謝料請求する

あなたには非がなく一方的に浮気をされたのであれば、当然、離婚時に慰謝料を請求する権利があります。

特に専業で家庭にいた場合には、社会復帰までの間の貴重な資金になりますのでしっかりと請求しましょう。

 

一方で、財産分与は慰謝料とは全く別物です。

結婚していた期間に取得した資産/負債は夫婦で半分ずつ分け合う決まりですので、慰謝料とは別に財産分与もしっかりと行いましょう(資産よりも負債の方が多い場合には、財産分与を拒否した方がいいはずです ※細かい部分は、弁護士に相談して決めたほうが安全です)  

 

慰謝料請求しない

一方でパートナーの事情などを踏まえて(あなた自身が高給取りだった場合にも)慰謝料を請求しないというパターンもあるようです。

金銭的にゆとりがある場合には、慰謝料を請求しない代わりに親権をとるというように「他の条件をよくする」という交渉もありますので、弁護士に相談しながらトータルで一番あなたが納得できる選択をしましょう。

  

親権をとって養育費をもらう

未成年のお子さんがいる場合には「どちらが育てた方が子供にとって最良なのか?」という観点で親権が決まることになります。

ただ、多くの場合には母性優位の考えが適用されるので、(重度の精神疾患などの特殊な事情がない限りは)母親が親権をとることが多いようです。

 

また母親として親権をとった場合には、よほどの高給取りではない限り、養育費もしっかりと請求しましょう(こちらも公正証書にサインさせましょう)。

誤解している人が多いのですが、養育費は「子供が健やかに成長するために必要なお金」です。そのため、あなたの経済的な状況には一切関係なく、パートナーの収入によって機械的に額が決まることになります。

分かりやすくすると、

子供のためにもらうお金=養育費
自分のためにもらうお金=慰謝料

という位置づけです。もし自分の生活のために必要なのであれば慰謝料を増額してもらう方向で弁護士に交渉してもらいましょう。

 

親権を譲る

数は多くありませんが、女性側から男性に親権を譲るという選択をする人もいます。

「父親が愛情豊かで子どもとの時間を十分に取れるような仕事をしている」場合 や、「再婚を考えて止むなく真剣を父親に譲る」場合など色々なパターンがありますが、一番大事なのはお子さんとあなたの人生です。

世間体を気にして、本当は望んでいない親権をとった場合には一番かわいそうなのはお子さんです。

どうか自分の気持ちに正直に、最良の選択をなさって下さい。

 

どの選択をとればいい?

どの選択をとればいい?

パートナーの浮気が確定した場合には、あなたが取れる選択は必ず上にあげたどれかになります。

そうはいっても「そんなことはわかってるけど決断できない!」と感じている方も多いはずです。私も決断するまでには相当悩みました。

 

(私の場合には子供はいませんでしたが、それでも)私自身とパートナーという2人の人生を決めてしまう選択を、そんな簡単に決めてしまうことができませんでした。

でも時間をかけても全然大丈夫です!

その代わりに絶対に後悔しない選択をして下さいね。

 

 

さて、ここから先は決断をしやすくするために優先度をつけて考えるヒントをいくつか御紹介していきます。

 

子供にとって最良の選択は?

子供にとって最良の選択は?

綺麗事に聞こえるかもしれませんが、あなた自身の幸せの次に優先して考えて頂きたいと思うのがお子さんの幸せです。

 

私が離婚を決めた当時は子供がいなかったので「説得力ないじゃん!」と感じられるかもしれませんが、実は私の両親はとっても不仲でした。

言い争いが耐えない家庭で育った私は(私の妹も)、喧嘩が絶えない両親からのマイナスの影響を
いっぱい浴びて成長してしまいました。

私自身の生い立ちや苦労は別の記事で触れますが「どうしたら両親はもっと仲良くなってくれるんだろう?」と思いながら私たちはずっと子供時代を過ごしてきました。

もっと本音を書いてしまうと 「ずっと不仲な関係を続けるのであれば、いっそ離婚してほしい」とすら思っていました(大人になってから知りましたが妹も同じことを感じていたようです)。

このくらい、両親の不仲は子供に大きな影響を与えてしまいます

 

離婚するのも、復縁するのも最後はあなた自身が決めることですが「どうかお子さんへの影響も考えてあげてほしい」というのが(勝手ながら)私の個人的な想いです。

 

自分にとって最良の選択は?

 自分にとって最良の選択は?

お子さんと同じくらい大事なのがあなたの幸せ、あなたの未来です。

あなたはどうしたいのか?どうするのが一番シアワセなの?

という問いに、自分なりの答を見つけて最後は決断して下さいね。

 

パートナーにとっての最良の選択とは?

 パートナーにとって最良の選択は?

最後にお伝えしたいのがパートナーの今後の人生です。

 

「なに言ってるの!?浮気したパートナーのことなんて考えてあげる必要ないでしょ?」

と思われるかもしれません。

離婚を決めた当時の私も、確かにパートナーの将来なんて全く考えませんでした 

 

でも、あなたには先にお伝えしたいのです。

たとえ離婚して、素敵な人と出会って新しい家庭をもったとしても、絶対にどこかで「あの人いまどうしてるんだろうなー」と頭によぎることがあるということを。

愛情が残っているとかでは全くないのですが 笑、一時期でも恋に落ちて「結婚してもいい」とまで思った相手です。

優先度は一番低くて全く構いません。余裕がなければ考えなくてもいいんです。

でも、将来にわたって自分の中でシコリとして残る可能性があるということは先にお伝えしたかったのです。

もし、ゆとりがあればでいいんです、あなたが決めた決断を相手に伝える際にはパートナーの将来のために最後の愛情を添えてあげて下さい。そうすることで、あなた自身が本当の幸せをつかむことができるはずです。

 

RAY

パートナーの浮気が発覚したときにあなたが取れる選択について整理しました。

どの選択をとるにせよ「あなたの人生はあなただけのもの」ということは忘れないで下さいね。

 

進むべき方向を決断したら、次は交渉を有利にすすめるための証拠を手に入れるステップに進みましょう。

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2016.04.10