離婚後も義両親との関係を続けていきたい場合
あなた自身がパートナー以上に義両親と仲良くしていたり(場合によっては実の両親よりも義両親と仲が良いという人も私の身近にいます)、子供が義両親によく懐いているという場合には、今後も良好な関係を続けていきたいと考えるのは自然なことです。
(もちろん義両親の考え方にも大きく依存しますが)縁があって義理の子として出会った関係です、もし続けられるのであれば/続けたいとあなたが思うのであれば、(籍が入っていた時ほどの頻度は難しいと思いますが)今後も良好な関係を続けていったほうがいいと思います。
特にお子さんがいる場合には、血の繋がった孫と祖父母の関係を大きな理由もなく裂いてしまうのはお子さんにとってもよくないことだと思います。
実際には、パートナーが再婚したり/あなた自身が再婚したりするタイミングで徐々に関係が薄れていく可能性もあり得ますが、先のことは分かりません。今できるベストの選択をするしかないのです。
ただし1点だけ例外として義両親との関係を続けないほうがいいケースがあります。
それは
あなたが義両親との関係を続けることが負担になるのであれば、義両親との関係は一度精算してしまった方がいい
という場合です。法律上、離婚後にはあなたと義両親の関係は切れています。言ってしまえば他人なんです。その他人のために(たとえお子さんのためであったとしても)あなたが無理をするという構造は歪んでいます。
この場合には、次項の「離婚を機に義両親と縁を切りたい場合」も参考になさって下さい。
離婚を機に義両親と縁を切りたい場合
パートナーと同じくらい/それ以上に義両親との関係に疲れていたり、子供に悪影響を与えかねないと思った場合には、離婚を機に義両親との縁もきっぱり切りましょう。
だらだらとその場しのぎの対応をしてしまうと、その後もずるずるしてしまう可能性がありますので最初が肝心です。
ただし義両親との関係を一度精算する場合には次の3つを必ず守って下さい。
- 義両親には正直に「交流を続けることがつらい」ことを伝える
- 子供には義両親の存在を隠さない
- (まだ義両親が御存命で、会ってもいいと言ってもらえるのであれば)子供が成人した後は、今後のつきあい方は子供に判断させる
突然連絡を断ったり/感情的な伝え方をしてしまった場合には、これからも続いていく可能性がまだある「おじいちゃんおばあちゃん」と「孫」の関係も破壊してしまう可能性が高くなります。
そのため、短文でいいので誠意をもって「今後の交流をやめさせて頂きたい」旨を伝えましょう。「孫に会う権利がある!孫がかわいそう!」といった強行なこと言われた場合には、(法律上は義両親にそんな権利はありませんので)流してしまって構いません。
あまりにもしつこい場合には(話はどんどんこじれる方向にしか行きませんので)すぐに弁護士に間に入ってもらいましょう。
判断基準は「あなた」>「子供」
上の説明を聞いて進むべき道が見えた方はここから先は読まなくて大丈夫です。
逆にこれまでの説明を読んでも決断できない場合、多くのケースで
「あなた自身の希望」と「子供にとって最適な選択」の間で悩んでいる
はずです。
最良の選択はみなさま1人1人ごとに違うのです。ですので、私から「こうした方がいい」とお伝えするのは無責任すぎるのでできません。
できないのですが、1つだけお伝えしたいことは本当に考えぬいても答えが出ないのであれば、あなた自身の幸せを優先して下さいということです。
無責任だと感じる人もいることは分かっていますが、結局のところ「あなたが幸せな人生を歩んでいなければ、子供も幸せにはなれない」のです。
私自身が経験しているからこそ強く思うのですが、子供のためにと思って我慢した結果が必ずしも子供を幸せにするわけではありません。
乱暴な言い方ですが、義両親との関係を絶とうが/続けようが、そこまで重大な影響を子供に与えることはありません。(多少はあるでしょうが、もっと大事なことがいくらでもあります)
悩んだら、最後には自分を優先して下さいね。
数年前に当時の旦那の浮気を発見、現在は離婚して幸せな日々を送っているRAYです。
離婚を考える際に気になることの1つに義両親との関係があります。
仲良くやっているのか/迷惑を受けているのかにも依りますし、子供がいるか/どのくらい義両親に懐いているかにも依ると思います。
そこで今回は、離婚後の義両親とのつきあい方について解説していきます。